ビザンツ

『アレクシアス』中の皇帝の名に因んだ金貨名称について

アンナ・コムニニの『アレクシアス』の中に引用されている二つの外交文書において、2回皇帝の名に因んだ金貨名称が登場する。 一つ目はアレクシオス1世の西の皇帝ハインリヒ4世宛書簡で、ハインリッヒに贈られた貨幣の金額は「細工された銀(イルガズメノス …

そこには、だれの肖像と銘があるか:11世紀ビザンツの金貨の品位低下と皇帝肖像に因む金貨名称

「デナリオン銀貨を見せなさい。そこには、だれの肖像と銘があるか。」彼らが「皇帝のものです」と言うと、 イエスは言われた。「それならば、皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい。」 (ルカによる福音書(新共同訳)/ 20章 24-25節)*1 比佐篤『貨幣…

ビザンツの科学分野における貢献

イスラム科学や西欧中世の科学に比べて、科学史におけるビザンツの貢献への関心は概して薄い。 ビザンチンの学者たちは上記のような知的優位にあったにもかかわらず、彼らの良き富を利用しなかった。「学問の園」は科学史、自然哲学史においてほとんど何も花…